転職活動中ということで自分のスキルを棚卸しをしていたのですが、歴代ブラック企業を振り返ってみると当時の私の無知な部分も多かったことに気付きました。
そこで現在、「あれ?自分のいる会社ってもしかしてブラック企業なのかな?」とモヤモヤしている人向けに、私の所属していたブラック企業の特徴を紹介していこうと思います。
同じ部分や似ている部分がある人は、その企業はブラック企業かもしれません。
ただしブラック企業と言っても、それが許容出来ればその人にとっては普通、もしくはホワイト企業ということになります。
大切なのは当人と企業の相性なので、ここでは一例として参考にして下さい。
地元就職で一般事務へ
事務を選んだ明確な理由は特に無し
そこそこ大きい規模の食品加工会社に新卒で入社しました。
具体的なやりたいことも見つからず、何となく母親も事務職経験者だったという理由だけで事務職の道へ…。
新卒の就職は謂わば一度限りのブランドなので本来であれば慎重に選ぶべきなのですが、相談することが致命的に下手だった私は内心では疑問を抱えながらも誰にも相談せず、この道しかない、という勢いで入社を決めてしまいました。
人のせいにする気は毛頭無いですが、今思えば私も相当無知でしたが、周りの大人も無知だったと思います。
会社の特徴
給料はなんと時給制
給料形態は、正社員のはずが時給という世にも珍しい会社でした。
そもそもなぜそんな会社に入ったのかというところですが、単純に「地元企業で実家から通うのであれば別に安くても給料が貰えれば良いかな!」という、過去に戻って自分の頭を殴りたくなるような理由です。
(学生時代の私は本当にお金に無頓着で、将来必要になるであろうお金のことなんて考えて無かったんですね。高校の進路指導の先生も止めなさいよ…!という話ですが。)
この会社の良かったところ
残業代が全額支給(時給なのでタイムカードの時間通り)というところと、シフトが先輩と被らなければ自分で好きな日に決められるところは良かったです。
辛かったところ①毎日のクレーム処理+作業員からの心ない言葉
石の上にも三年、ということで毎日黙々と作業をこなしていましたが、この会社で辛かったのは毎日必ず発生するクレーム処理と、工場長の存在です。
電話のたびに加工工場の現場に入り、工場の作業員のご機嫌を取りつつなぜか私が頭を下げて代替え品を作って貰う、ということをしていました。
現場のミスで発生したクレームで顧客に怒られ、代替えの製品を作って貰うために現場に報告に行き、なぜか文句を言われ、「事務員は楽で良いよね」という心ない言葉を掛けられ…。
昔からおばあちゃん子で近所の人も比較的優しい人が多く、年上の人はあたたかい人が多い環境だったので、社会人経験の無い私にとって40代~年上の人からの心ない言葉というのは、なかなか心にダメージを負うものでした。ここでのポイントは、やはり毎日というところだと思います。
あれは何なんですかね。身体を動かして働く方が偉いという謎の風潮がありました。
確かに事務職は売上を発生させる部署では無いのですが、発注書をまとめてオーダー表を現場に渡すのは事務員の役目でしたし、他部署では手の届かない部分のフォローや、作業しやすい環境作りに取り組んでいたわけなので、仕事をしていないわけではありません。
「仕事って助け合ってやるものでは?」というのが当時の私の率直な意見でした。
辛かったところ②情緒不安定な工場長の存在
心ない言葉を掛けてくる作業員達のトップは、常に圧を放っている目つきの鋭い情緒不安定な工場長でした。
この工場長、基本的には事務所で携帯ゲームをしています。
ゲームで良いスコアが出ない時や、ゲームの途中で作業員に呼ばれたりすると、作業員に当たるのはもちろんのこと、事務員にも当たってくる人でした。
また、新人いびりが趣味で、先輩事務員が帰ったところを見計らって(事務員ですが早番・遅番がありました)新人事務員が分からないであろう事を質問したり、まだ教えられていない業務をさせようとしたりする人で、分からないと言うと「なんで?」と通称「なんでなんで攻撃」をしてくる人でした。
新人なので、分からないのは当然です。むしろ入ったばかりで社内の書類の場所など何でも知っていたら怖いです。
終いには「なんでそんなことも分からないんだよ!」と怒鳴り散らす始末。
私もやられたことがありましたが、具体的な言葉も無く「なんで?」と繰り返されるのは、結構なストレスになります。
それが原因で辞めた後輩も居ました。
違法な部分が多く退職
そろそろ四年目…というところで、給料が試用期間から全く上がら無い(違法です)のと有給が無い(これも違法です)ということで、退職しました。
今思えば、なかなかに遅い判断です。一年未満で辞めても良いような会社だと思います。
二桁いた同期は片手で数えられるくらいしか残っていなかったので他の会社基準ですとまだまだ若手の部類の私も、立派な古参メンバーでした。
一度、給料を上げるということで引き留めにあって残留しましたが、結局給料も上がりませんでした。若いという事で軽く見られていた部分も大きかったと思います。
退職後はどうしたか
西日本旅行!
退職後は一週間程、西日本を旅行しました。
荷物を適当に詰め、帰りたくなったら帰る!というスタンスでの旅行は初の試みでしたが、なかなか楽しかったです。
こういう機会でないと出来ないですし、実際、羽を伸ばせたという実感が沸いたのでやってみて良かったと思います。
自分が何をやりたいかを考えた
一度目の退職の時は、事務ではなく別のことをやりたい、という漠然とした思いを抱えていました。
これはあまりオススメ出来ない辞め方です。詳しくはまた後述しますが、漠然とし過ぎていると、結局転職活動が捗らないからです。
せめてどこの業界に行きたいか程度は決めていた方が無難だと思います。
一社目のまとめ
一社目は、食品加工会社の一般事務でした。
二社目はまた後日まとめたいと思います。
最初に書いた通り個人の感覚の部分が大きい問題なので、ここに当てはまったからと言ってブラック企業とは限りませんが、モヤモヤしている方は参考にしてみて下さい。
では、最後まで読んで頂きありがとうございました!
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