バットマンで有名な悪役!ジョーカーの秘密【映画】

映画

「バットマンのジョーカー」と聞いて、みなさんは何をイメージしますか?

私は、「笑いながら罪を犯す犯罪者」という印象です。

しかし、そもそも彼は「なぜ狂ってしまったのでしょう?

今回は、その「なぜ」の部分に注目した映画、『ジョーカー(JOKER)』を紹介します!

※ネタバレなしのレビューです。

この記事がおすすめの人

・バットマンのジョーカーに悪い印象しかない

犯罪心理学に興味がある

悪役側が主役の映画が観たい

バットマンシリーズ興味がある、もしくは視聴済み

ジョーカーってどんな悪役?

バットマンシリーズに登場する、緑の髪、白く塗られた肌、ピエロの化粧が印象的な犯罪者です。

また、「狂人」という言葉に相応しい「先が読めない行動をする」人物でありながら、バットマンと渡り合える、高度な知性も持ち合わせています。

作中では「犯罪者の中のカリスマ」という立ち位置で、バットマンを追い詰めて行きます。

※今作の『ジョーカー』は過去に制作されたどのバットマンシリーズとも世界観が繋がっていない、完全単発作品です。

ぎんじ
ぎんじ

映画、バットマンシリーズの続きでは無いってことか?

あずさ
あずさ

うん、そうそう。その点だけ、注意してね!

映画・ジョーカーのあらすじ

売れないコメディアンでありながらも、大道芸人の派遣として働いているアーサー(後のジョーカー)。

高齢の母を介護しながら、貧しい暮らしをしています。

しかし、彼は「突然笑い出す」という、自分ではコントロール出来ない脳の疾患を抱えていました。

定期的にカウンセリングにかかり、薬を服用しながら、どうにか「人を笑顔にしたい」という夢を実現するために生活するアーサー。

素直なアーサーですが、心の病を抱えた人に対しての世間の目は冷たく、不幸が重なり、アーサーは徐々に疲弊していきます。

「コメディアンを目指す笑顔の素敵な優しい男性」から、「全てをジョークと言い切る最狂・最悪の犯罪者」になる過程を、リアルに描いている作品です。

目が離せなくなるくらいに鬼気迫る、アーサー役のホアキン・フェニックスの熱演は、必見です!

あずさ
あずさ

視聴中、ずっと肩に力が入ってたよ…!

ぎんじ
ぎんじ

画面越しにも、狂気が伝わってくる映画だな

映画・ジョーカーの簡単な人物紹介

・アーサー・フレック(ジョーカー)

自身の病に苦悩しながらも、まっすぐに生きようと努める男性。心優しい性格。後に「ジョーカー」と呼ばれる犯罪者になる。

・ペニー・フレックス

アーサーの母親。身体が不自由なため、アーサーが介護している。

・マレー・フランクリン

アーサーが憧れている、人気トーク番組の司会者。

・ソフィー

アーサーと同じアパートに住んでいる、シングルマザー。

・トーマス・ウェイン

ゴッサムシティの名士。

・ランドル

アーサーの職場の同僚。

映画・ジョーカーのみどころ

実は優しいジョーカー?


アーサーが葛藤する様子が度々描写され、苦悩する様子に心が痛みます。

作品ごとによって設定が変わるジョーカーなので、これはあくまでも「1つのif」ではあります。

しかし、1つの可能性として、ジョーカーの内面が深く掘り下げられている作品です。

「なぜそうなってしまったのか」バットマンシリーズを観ただけでは、まったく予想していなかったジョーカーの姿が、この映画作品にはありました。

歴代のジョーカーファンの人からは、賛否の別れるものかもしれませんが、是非一度観てみて欲しいです。

アーサーと母親の関係性と、大いなる秘密

弱々しいアーサーの母親、ペニー。

シングルマザーでアーサーを育ててきた彼女には、どんな秘密があるのか?

私は「え…?!」と思わず声がでるくらいに驚きました。

感じ方は人それぞれだとは思いますが、実際に視聴して、是非真相を考えてみてください。

ジョーカーとバットマンとの関わりは?

バットマンシリーズでも、バットマンに対して強い執着を見せるジョーカー。

全て冗談というわりに、なぜこんなに執着するんだろう?と、考えたことはありませんか?

今作は世界観を共有しない作品とはなっていますが、「なぜ執着するのか」という部分の1つの選択肢が判明します。

様々な可能性があるので、真実は闇の中ではありますが、観る人によって意見が分かれる展開です。

ぜひ「もしかして…?」という部分を楽しみながら、「自分なりの答え」を導き出して欲しいです。

アーサーのような「優しい人」が損をする?

母親の介護、事情を知らない他人からの冷たい視線、自分本位な仕事仲間。

「自分のことで精一杯」な人が多いと、必然的に生きづらい環境になっていきます。

そのときに標的にされるのは、「言い返して来ない気弱な人」です。

標的にする方は、勿論罪です。が、標的にされる方も罪なのか、そんな世間となってしまったのが罪なのか…。

アーサーに降りかかる理不尽に、私は胸が締め付けられました。

誰が悪で誰が正義なのか

「勧善懲悪、というわけには行かないのが世の中」と言う意見もありつつ、心の中では「善悪」を決めたがるのが人の性です。

「自分が信じるものが正義で、それ以外は悪」という極端な意見もあります。

この作品は、その難しい部分を視聴する側に投げかけてきます。

アーサーは最初から狂っていたのか

妄想と現実の境界があやふやなアーサー。

劇中でも、突然場面が切り替わる部分があり、観ている方も「どれが真実で、どれが妄想なのか」が混乱してきます。

彼はどこから狂いだしたのか、その点もじっくり考えながら鑑賞してみて欲しいです。

犯罪心理学の面から観るジョーカー

犯罪心理学とは

犯罪心理学は、犯罪行為やそれをとりまく周辺事象の理解に心理学的方法論を用いて明らかにする学問体系である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6

サイコパスやシリアルキラーなどの分類で、「なぜ犯罪を犯すのか」家族構成や周辺環境を紐解き、犯罪が起こらないようにするにはどうしたらいいかを、多面的に考えていく学問です。

ざっくりとした説明なので、気になった人は、詳しくはウィキペディアを参照してください。

アーサーを取り巻く環境について

映画の中で、「ネグレクト」「虐待」「家族の愛を知らない」「優しい人達が周りにいない」「暴力が日常的」などなど…。

少し調べたことのある人なら「あ、聞いたことあるぞ。」という単語が度々出てきます。

・犯罪心理学に詳しい人

・これから勉強しようと思っている人

上記の人には、別の視点からも参考になる作品なのでは、と感じました。

ただし、あくまでもフィクションのキャラクターであり、実際の人物とは異なります。

その点は、混同しないようにしてください。

映画・ジョーカーがおすすめの人、おすすめ出来ない人

映画・ジョーカーがおすすめの人

バットマンシリーズのファン

別側面のジョーカーを観てみたい

ジョーカーという悪役に興味がある

ゴッサムシティの世界観の一面を知りたい

ifの世界戦や物語の可能性を広げる解釈が好き

上記の人には、特におすすめです。

※何度か記入していますが、今作は「完全に単発の作品」です。

今までのバットマンシリーズと世界観を共有しているわけでは無いので、その点はご留意下さい。

ジョーカーのイメージを壊したくない人には非推奨

反対に、その点を割り切れず、

今までのジョーカーのイメージを絶対に壊したくない人

には、個人的にはおすすめ出来ないと感じました。

映画・ジョーカー まとめ

「ジョーカー」まとめ

・ジョーカーは、バットマンシリーズに登場する悪役

・今作は、完全に独立した単発映画

・今までのバットマンシリーズとは世界観を共有していない別作品

・「なぜ犯罪者になったのか」「元はどんな人物なのか」という、ジョーカーの一面を知ることが出来る

・単語も出てくるので、犯罪心理学に興味のある人にもおすすめ


今回は『ジョーカー(JOKER)』を紹介しました。

人間の心の動きがリアルに表現されており、終始緊張感のある映画でありながら、瞬きするのが惜しいと感じるような作品でした。

是非この不思議な魅力を体感してみて欲しいです。

バットマンシリーズとは独立した作品でありながら、様々な楽しみ方・可能性を秘めた『ジョーカー』

バットマンの既存ファンも、「ちょっと気になる」という新規ファンも、興味のある方は是非観てみて下さいね!

では、今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!

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