【白い恐怖】人間の狂気・恐怖心にスポットを当てた名作白黒映画!真犯人は誰なのか…?

映画

先日、『白い恐怖』というアメリカ映画を鑑賞しました。

この作品は、記憶喪失や精神病を扱った作品です。

1945年に公開された古い洋画作品ではありますが、終始引き付けられるものがある、素晴らしい作品でした。

※このレビューにネタバレは含まれておりません。

あらすじ

新しい病院長に就任したエドワーズ博士は、白地に縞のある模様を見ると発作を起こす奇妙な病癖を持っていた。やがて彼はエドワーズ博士とは別人であることが発覚する。本物のエドワーズ博士はどこにいるのかわからぬまま、疑いの目は「彼」に向けられるが、病院の勤務医であるコンスタンスは「彼」の無罪を信じ、二人は協力して発作の原因である「彼」の記憶をたどっていくのであった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/白い恐怖

精神科医のコンスタンスと、記憶喪失の「彼」が出会い、物語が動き出します。

謎の多い「彼」は何者で、コンスタンスはどうなってしまうのか…!

人間の精神的な部分にスポットを当てた作品ではありますが、二人の恋の行方やコンスタンスの推理シーンも必見です。

簡単な人物紹介

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/白い恐怖

コンスタンス・ピーターソン

精神科医。女性であることから異性の男性達からセクハラにあっているが、非常に冷静な態度で相手にしていない。

「彼」

記憶喪失の男性。エドワーズ博士だと偽って病院にやって来た。

ブルロフ

コンスタンスの恩師。名医であり、コンスタンスを娘のように思っている。

マーチソン

コンスタンスの勤める病院の院長。一度過労で倒れたため、院長の地位を追われてしまう。

白黒映画ならではの恐怖の対象

この作品はカラーではなく、白黒の映画です。

鑑賞中は完全にモノトーンの世界ですが、これも逆に作品の深みを出す手助けをしていると感じました。

「彼」は白地に縞のあるものを恐怖します。

つまり、作品の画面は白黒なので、観ている方からすると彼の恐怖のスイッチが至る所にあるように感じてしまうのです。

「彼は次にどこに恐怖するのだろうか?」と、とてもハラハラします。

総評

サイコスリラーという人の狂気を描いたジャンルということで、どのような作品なのかと緊張しながら観始めたのですが、良い意味で古さを感じることの出来る、名作と言われているのが納得出来る作品でした。

他の患者の病気の表現、「彼」が記憶喪失で苦悩する場面などは、「恐怖」というものの映し方、捉え方が上手いと思います。

恐怖の形は人それぞれだとは思うのですが、日常の何気ない場面で突然そのシーンがやってくるので、思わず寒気がしてしまいます。

コンスタンスと「彼」の恋愛模様も、コンスタンスを応援したい気持ちと「彼」をどこまで信用して良いのだろか…というように考えさせられながら鑑賞しました。

また、白黒映画ですが登場人物全員が活き活きと描かれており、特にコンスタンス役のイングリッド・バーグマンがとても輝いて見えました。

総評して、人間の精神、感情に寄り添ったとても良い作品でした。興味のある方には是非一度は観て頂きたい作品です。

この映画がオススメな人・注意点

心理学や精神病などについて興味のある方

白黒映画、名作映画を観たい人

以上の方にはオススメです。

サイコスリラーなので、人間に焦点を置いた作品となっています。

ホラー映画とはまた違った作品なので、その点はご注意下さい。

最後に

白黒映画で台詞回しも古い映画ならではのものがあり、非常に味があります。

「古い映画だから」と毛嫌いするには勿体ない名作映画なので、興味のある方は是非観てみて下さいね!

では、最期まで読んで頂きありがとうございました!

この記事を書いた人
三ツ木 あずさ

趣味の旅行・映画・恐竜、その他暮らしに関する情報をブログで発信しています。
「文章を書く事で生きていく」を目標にブロガー、ライターとして幅広く活動中。2022年3月現在、更新頻度は月1回です。
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