みなさん、「くまのパディントン」という絵本はご存知ですか?
今回ご紹介する『パディントン』は、その絵本を元にした映画作品です。
※このレビューにネタバレは含まれておりません。
パディントンの概要

ペルーに探検に行ったとある探検家が、知性のある2頭の熊に出会い、意気投合。「いつかロンドンに来たら歓迎する」という約束を最後に、数年の時が経ち…というところから物語が始まります。
冒頭の2頭の熊に育てられたパディントンはとある理由からロンドンに行き、自分の家を探すのですが、探検家から聞いていた印象とは違うロンドンに、最初は落ち込んでしまいます。
しかしそんな中でブラウン一家と出会い、居候させて貰うことに。ちょっとドジなパディントンはトラブルを起こしてしまうこともありますが、結果的には事態は好転。パディントンとブラウン一家は、お互いに成長していきます。
登場人物
・パディントン
熊の主人公。誠実で人(熊?)の良い、紳士的な熊。ドジっ子なのがチャームポイント。
・ヘンリー・ブラウン
ブラウン一家の大黒柱。リスク管理の鬼。最初はくまのパディントンを家に招くことに猛反対します。誤解されがちですが、家族に対する愛情は人一倍です。
・メアリー・ブラウン
ヘンリーの妻。純粋で心の優しい女性。冒険小説の挿絵画家。いつもキラキラと瞳を輝かせているとてもチャーミングな人。パディントンに最初に声を掛けたのも彼女。
・ジュディ・ブラウン
ブラウン一家の長女。難しいお年頃で、「キモい」が口癖。常にヘッドホンをしている。語学が堪能。ボーイフレンドがいる。
・ジョナサン・ブラウン
ブラウン一家の長男。とても好奇心旺盛な性格。自分で改造したおもちゃで事故を起こして以来、父親であるヘンリーに危険な遊び禁止令を出されている。
・バード夫人
ブラウン一家の親戚。掃除マニアで、掃除機をコレクションしている。膝の調子で天気やこの後のトラブルを予知出来る凄い人。お酒にも強い。
・ミリセント・クライド
自然史博物館で剥製部長をしている女性。とても美人だが、サディスティック。動物を剥製にするのが趣味。パディントンとは因縁があるよう。
・カリー氏
ブラウン一家のご近所さん。嫌味が多いご老人。意外と小心者。
総評
絵本も見たことのない作品だったので、一体どんな作品なんだろうかと不安に感じながら借りたのですが、想像以上に面白かったです!
途中「ああ!そうじゃないんだよ!」とやきもきする場面もあり、「なんでそんなに優しいんだ…」と涙する場面もあり、英国特有のブラックジョークと皮肉にクスリとする場面もあり、色んな要素が詰め込まれ、でも作品として乱雑さは感じない…。そんな素晴らしい作品でした。
また、ロンドンの町並み、映画全体を通しての色使いと表現がとても綺麗で、芸術的です。
ストーリー単体も、映像作品としても、心を豊かにしてくれる素敵な作品だと感じました。
この映画がオススメな人・オススメできない人
基本的には誰にでもオススメできる作品だと思います。
・パディントン(原作)のファン。
・明るい気分になってホッとしたい人。
・英国が好きな人。
上記3項目に当てはまる人には、特にオススメです!
オススメ出来ない人を強いて言うなら、効率の悪い人を見ると無性に腹が立つ!といった精神状態の人は、やめた方がいいかもしれません…。(そういう人にこそ、この作品を観てホッとしてほしいという気もしますが。)
パディントンが基本的にドジなので、もしかするとイライラする場面があるかもしれないです。
最後に
今まで観た映画作品の中で、個人的ランキングの上位に突然躍り出てきた作品です。
私の中では、お気に入りの作品になりました。
気になった方は、是非一度観てみて下さいね!
では、最後まで読んで頂きありがとうございました!
コメント
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