以前ご紹介した『パディントン』の続編、『パディントン2』をご紹介します。
今回もカラフルな色使いは変わらず、素敵な作品でした!
※このレビューにネタバレは含まれておりません。
パディントン2の概要

前作から少し年月が経ち、ブラウン一家や近所の人たちとすっかり打ち解けたパディントン。
そんなある日、アンティークショップで育ての親であるルーシーおばさんの100歳の誕生日プレゼントを探していたパディントン。そこで、ロンドンの町並みが描かれた飛び出す絵本と出会います。以前からロンドンに行ってみたいと言っていたおばさんにぴったりのプレゼントだと感じたパディントンは、その本を手に入れる資金を貯めるためにアルバイトを始めます。
しかしその本を狙う怪しい陰があり、事件に巻き込まれてしまったパディントンは、なんと逮捕されてしまいます。
刑務所の生活や、ブラウン一家との関係。また、ルーシーおばさんの誕生日プレゼントは一体どうなってしまうのか…!
登場人物

・パディントン
熊の主人公。今作も誠実で紳士的。ひょんな事から逮捕されてしまう。マーマレードが大好き。
・ルーシーおばさん
パディントンの育ての親(熊)。知性のある熊で、ロンドンに来るのが夢だった。今年で100歳になる。パディントンにマーマレードの作り方を教えた。
・ヘンリー・ブラウン
ブラウン一家の大黒柱。リスク管理の会社に勤めているが、部下に先に昇進され焦り気味。「最近心が狭い」と妻に言われてしまう。
・メアリー・ブラウン
ヘンリーの妻。純粋で心の優しい女性。冒険小説の挿絵を描いている影響で、自分も冒険に憧れるようになった。泳いでフランスまで行くことを目標として、水泳の練習をしている。
・ジュディ・ブラウン
ブラウン一家の長女。前作での彼氏と別れ、失恋。ショックから立ち直るために学校で新聞部として活動中。実力はプロ顔負けのレベル。
・ジョナサン・ブラウン
ブラウン一家の長男。SLオタクだが、「ダサいから」という理由で学校では別のキャラを演じている。
・バード夫人
ブラウン一家の親戚。今作でも頼りになる凄い人。自分の名前を覚えないブキャナンのことがあまり好ましくない様子。
・グルーバー
アンティークショップの気の良い店主。パディントンのプレゼント探しに協力する。
・フェニックス・ブキャナン
過去の栄光が忘れられない落ち目の俳優。豪邸に住み、裕福な生活を送ってはいるが実は金欠。自分大好き。
・ナックルズ
収容所一凶暴な囚人。料理が下手だがなぜか収容所の料理担当。誰も文句を言えない。
・カリー氏
今作でも、嫌味なご近所さんとして登場。パディントンを目の敵にしている。
総評
今作も、部面の色使いや風景がとても綺麗で癒やされます。
刑務所のシーンでは、雰囲気の変化と共に画面全体の色合いも変わっていき、観ていてとてもわくわくします。
ただし前半は、パディントンの空回りと仕事でのミスの場面が若干多く感じました。結果的にそのミスによって事態が好転していくのですが、最初はその様子にハラハラしっぱなしです。
最終的なシーンでは、パディントンが今まで築きあげてきた周囲の人たちとの関係の結果、素敵なサプライズが起こります!
心が温かくなるラストシーンは必見です!
この映画がオススメな人・オススメできない人
・パディントンのファン。
・前作『パディントン』を視聴済みの人。
・人との繋がりや人間関係で悩んでいる人。
にはオススメです。
パディントンファンの人は勿論、前作を視聴済みの方も、パディントンとルーシーおばさんの関係や、ブラウン一家の変化など、観ていて楽しめる部分が多いと思います。
また、今作は特に「他人との精神的な繋がり」に関しての掘り下げが多く感じました。
ですので、人間関係で悩んでいる人には共感出来る場面やハッとする場面があるかと思います。
ただし今作はパディントンのドジな部分も多いので、前作を視聴してパディントンにイライラした人や、スムーズに進んで行く物語が好きな人にはオススメできません。
最後に
今回は『パディントン2』をご紹介しました。
全体的に観た収まりは前作同様素晴らしいですが、前半の場面がややしつこいかもしれません。
しかし、その前半があってこそのラストシーンなので、もし興味を持って頂けたのなら視聴して頂けたらと思います!
では、最後まで読んで頂きありがとうございました!
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