今回は、有名なミュージカル映画、メリー・ポピンズの制作秘話の実話を描いた『ウォルト・ディズニーの約束』をご紹介します!
タイトルからウォルト・ディズニーが主役なのかと想像したのですが、主役はメリー・ポピンズの作者、トラヴァース夫人でした。
※ネタバレなしのレビューです。
簡単な人物紹介

・P.L.トラヴァース
イギリスの女性作家。皮肉がキツめのご夫人。メリー・ポピンズの映画化に否定的。それには深い理由があるようで…。
・ウォルト・ディズニー
映画制作者。言わずと知れたミッキーマウスの生みの親。娘との約束の為にメリー・ポピンズの映画化に踏み切る。
・ラルフ
トラヴァース夫人がアメリカ出張中の専属運転手。
・ドン・ダグラディ
メリー・ポピンズの共同脚本家。トラヴァース夫人の無茶な注文に頭を悩ませる。
・ディック・シャーマン、ボブ・シャーマン
作曲家の兄弟。ダグラディと同じく、トラヴァース夫人の無茶な注文に頭を悩ませる。
・トラヴァース・ゴフ
トラヴァース夫人の父親。銀行員。夢想家。
・ギンティ
トラヴァース夫人の幼少期。
総評
前半はトラヴァース夫人の「メリー・ポピンズ」に対する強すぎると言っても過言ではないくらいの拘りや皮肉だらけの周りへの態度に戸惑いますが、後半に近付くにつれて、観ている間にトラヴァース夫人がとてもチャーミングな女性に思えてきます。いつの間にか印象が変わっていたので、とても不思議な感覚でした。
過去の話と現在の話が行き来する作りになっているのですが、混乱することもなく、すんなりと観ることが出来ました。
ところどころのジョークにクスリとする場面もありつつ、トラヴァース夫人やウォルト、周囲の人の作品に対する想いには考えさせられます。
後半の感動は、最後まで観たからこその感動だと思いますので、是非通しての視聴をオススメします!
この作品がオススメな人・オススメ出来ない人
メリー・ポピンズに興味のある人、メリー・ポピンズが好きな人は勿論、制作秘話などの話が好きな人、作家の人となりに興味がある人などにはオススメです。
また、家族に対する想いに焦点を当てている部分もあるので、家族を題材とした感動系の作品を探している人にもオススメです。
反対に、とても現実的な作品になっているので、ひたすらにファンタジーな作品を求めている人にはあまりオススメ出来ません。
中盤に暗い部分があるので、気分が落ち込み気味の人は注意して下さい。
終わりに
私はメリー・ポピンズを観たことがないのですが、この映画を観て、是非観てみたいと強く思いました。
メリー・ポピンズを観たことのある人も、ない人も楽しめる作品だと思いますので、興味のある方は是非観てみて下さいね!
では、最後まで読んで頂きありがとうございました!
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